Audi 太田
浜松〜沼津の旅　
どこまでも続く絶景に癒される大人ドライブ

※本ページに掲載の写真はすべて特別な許可を得て撮影しております。

2日目はまず、国道1号線沿いにある「Audi静岡東」に立ち寄ります。「プレミアムチャージングアライアンス（PCA）」を利用して約30分、急速充電。その間に立ち寄りスポットの情報を集めたり、地図を確認したり…。快適な店内で今日1日のプランを立てます。

この日、最初に目指した観光スポットは「Audi静岡東」から車で20分ほどの場所にある「日本平」。日本観光地100選にも選ばれた名勝地です。

日本平は通称名で、その昔、日本武尊（やまとたけるのみこと）が東征の際、山頂に登って四方を眺めたことからこの名で呼ばれるようになったといわれています。

標高307mの山頂に立つと、富士山が正面に！圧倒的な存在感で出迎えてくれます。そして、眼下には駿河湾の美しい大海原を眺めることができます。

続いて、「日本平ロープウェイ」に乗車。これは、日本平駅から山麓駅となる久能山駅を結ぶ全長1065mのロープウェイです。眼下に屏風谷や駿河湾、遠く伊豆半島や御前崎などの絶景を眺めながら約5分の空中散歩を楽しみます。

久能山駅には、徳川家康公の遺言によって日本で最初に造られた久能山東照宮が鎮座。権現造で総漆塗、極彩色の彫刻が施された国宝・御社殿が江戸初期の粋を今に伝えています。

日本平を訪れたら、ぜひ立ち寄りたかったのが「日本平夢テラス」。3階の「展望フロア」は1周約200mの回廊になっていて、富士山や駿河湾、三保松原など、360度の眺望を堪能できます。

このほか、景色を楽しみながら寛げるラウンジスペースや四季折々の花が迎えてくれる庭園などもあり、のんびり過ごすにはうってつけのスポットです。

日本平で富士山と駿河湾の眺望を満喫した後は、沼津方面へ向かいます。駿河湾をぐるりと回り込むように続く海沿いの道は絶好のドライブコース。車の交通量もそれほど多くないため、快適なドライブが楽しめます。

途中、この素晴らしい眺めをじっくり味わおうと、海沿いの駐車スペースを見つけてしばし休憩します。こんな風に、自由気ままに“途中下車”できるのも、自動車の旅ならではの楽しみ方。

車を停めて、目の前に広がる一幅の絵画のような景色を眺めます。主役は、果てしなく青く、穏やかな表情を見せてくれる駿河湾と、海の向こうにたたずむ、均整のとれた美しいシルエットを描く富士山。

それから、“脇役たち”も名演技を見せてくれます。静かな波の音、爽やかに吹き渡る潮風、キラキラと海面に輝く太陽の光、海鳥たちの鳴き声…旅の記憶を鮮やかに彩ってくれるのは、こんな何気ない一瞬ではないでしょうか。

夏の海水浴はもちろんのこと、公園では多彩なレジャーを楽しむことができます。渡し船で天然干潟の「いかり瀬」に行き、潮干狩りを楽しんだり、海辺の動植物を観察したり。

公園を発着点とした「弁天島湖上遊覧」では、大鳥居や新幹線の鉄橋などを間近に見ることができます。ほかにもレンタサイクルや釣りなど、レジャースポットとして一年を通して多くの人でにぎわっています。

海沿いの爽快ドライブを経て到着したのは1200年の歴史を持ち、伊豆の“小京都”と呼ばれる「修善寺エリア」。修善寺温泉は伊豆半島最古の歴史を誇り、文人墨客にも愛された一大観光地です。

まず、訪れたのは修善寺の地名の元となった「修禅寺」。802年に弘法大師空海によって開創された古刹です。このほか、温泉街の中心を流れる桂川の河畔にあり、空海が湧出させたと伝えられる「独鈷（とっこ）の湯」（入浴不可）や、京都の嵐山を彷彿とさせる「竹林の小径」など見どころも多彩。趣ある温泉街をのんびり散策すれば、ノスタルジックな気分に浸れます。

温泉街を散策後、露天風呂が人気の宿「宙SORA」に立ち寄り、日帰り温泉とランチを楽しむことに。山あいの大自然に抱かれるように佇む宙は一歩、敷地内に入るとまるで別世界。1万5000坪という広大な庭園が出迎えてくれます。

「宙SORA」で非日常を味わい、清々しい気分で温泉街を出発しました。次の目的地は車で約20分。歴史を連綿と伝える世界遺産「韮山反射炉」です。到着した途端、天を突くかのように圧倒的な存在感で迫ってきた⼤きな建造物。これが反射炉で、なんと幕末に建てられたというから驚きです。

まずは、隣接する韮山反射炉ガイダンスセンターで予備知識を仕入れます。反射炉の仕組みなどの映像や完成までの歴史を学んだら、反射炉へ。約16mの煙突は4本。内部を見ることはできませんが、当時のままの煉瓦、燃料を入れる「焚口」、溶かす金属を入れる「鋳口」を間近で見ることができます。ほかに、反射炉を造った代官、江川英龍（ひでたつ）の像、さらにレプリカとはいえ、大砲も展示されており、産業革命の息吹を体感することができます。

韮山反射炉を出発し、富士山方面へ北上すること約1時間。旅の最後は、通称「富士山すそのパノラマロード」で、富士山の“見納め”をすることに。富士山すそのパノラマロードは東名高速裾野インターチェンジ付近から十里木高原方面を結ぶ、約5kmの一般道。信号がなく、カーブも緩やかなのでドライブには最適な道路です。富士山すそのパノラマロードの主役はもちろん富士山。パノラマロードに入るとすぐに富士山が正面に現れ、進むほどに富士山が大きくなっていきます。

富士山すそのパノラマロードのもう１つの魅力は、四季折々に咲き誇るお花畑です。裾野市民による「裾野市パノラマロードを花でいっぱいにする会」によって植えられた菜の花やコスモス、桜といった四季折々の花が富士山を華やかに彩ります。

車窓から雄大な富士山を愛でながら、パノラマロードを走り抜ける…ドライブの醍醐味を存分に満喫した後、帰途に就きました。

日本一の山は刻一刻と表情を変えていきます。今回の旅でも、富士山のさまざまな顔を見ることができました。ドライブ途中、あるいは観光スポットで心のカメラに切り取られた美しい風景はやがて旅の宝物になるはず。そんな「珠玉の一瞬」を見逃さずに、記憶にストックできるのも車の旅だからこそ。あなただけの一瞬の風景を探しに、ドライブに出かけてみませんか？きっと、今回の旅にように心躍る出会いが待っているはずです。

※本ページに掲載の写真はすべて特別な許可を得て撮影しております。